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HELL MARKETへようこそ

幼少期の軟水へのこだわりが転じて 今はお茶、シードル、お茶菓子を中心に色々めも

お茶 考察

お茶が流行らない理由
誰でも思いつきそうなことの羅列。

【ヒト】
・世代交代
・生産者の減少
→田植えなんかでは特にそうで
 家族が農業を手伝うことで、製造原価を抑えていたのが現在は難しくなっている可能性
・趣味の多様化
・緑茶よりも紅茶
→外国では、渋みを嫌い緑茶に砂糖やミルクを入れて飲む習慣
   初めての海外で行ったオーストラリアで緑茶のペットボトルを買ったのだが
 あまりの甘ったるさに衝撃を受けたことを今でも忘れない。
 ラミントンは大好きになった。

→紅茶の方がブランド化が強く高く買い取られる傾向にある一方で
 低価格高品質なものも多く出回っている

・農業メインは儲からない
→日本の金融事業の稼ぎがもっと増えればよいのだけれど
 ユダヤ人のような金融の天才が日本には少ない。
 今後を見据えるならば、安い労働力を狭い日本に置くよりは
 こういった天才を日本に浸透させる方が将来的に安定になる気はする


【モノ】
・コーヒーブーム
→スタバ、セブン、マック

・ビールブーム
→酒税法改正

・玄米茶、麦茶
→より米にあうお茶。カフェインを抑えたお茶

・食べ合わせ問題
 →洋食化、魚から肉、米から小麦へ
    逆に、外国で日本食が広まればお茶も広がる可能性。

・嗜好品
→フレーバーティーや和紅茶はかなり好き嫌いが分かれる
  前者が需要側の好みであるのに対して、後者は供給側要因
  前者なら、ビッグデータからAIを活用して細かなニーズに対応するなど
  技術・環境整備されていてある程度見通すことが可能であるが

  後者の場合、セイロン紅茶よりも飲みやすく、安定供給される技術・環境が
  整わない限りは難しそう
  狭い土地で農業をすること自体、コスト高になるのは否めない
  政治要因はあるにせよ、旧植民地産業という性質上
  セイロンの聖地スリランカですら経済困窮を極めている


・水質
→海外は硬水が多くを占め、わざわざミネラルウォーター買ってまで?というところ
 水質の安定性も必要条件


・抹茶、宇治一強
→安いお茶が、他の安いコーヒー等と比べて香り・味ともに特徴を欠き割高感

・農薬問題
・天候

・栄養
→給食は牛乳

・淹れ方
温度管理、抽出時間、いれもの

スマホで温度が見れたら良いのに。
というのが今最大のもやもや



【カネ】
・一億総貧乏時代
中流以上の人たちが農家の収入を支えていた説
原価が高いので、目新しさで売っていく場合のブレンドはもっと高くなる
現に、斜陽産業を憂慮したルピシアは本社を東京から北海道へ移転。
食品という性質上、体験させるという手もあるがブランド化されていることを
条件としてEC戦略を推進するのは勉強になる

・人件費
・石油コスト
・輸送コスト
→喫緊の課題。エネルギー革命が起こらない限り
   価格の高騰を招く。農業が報われる道はない

・機械導入 / 維持コスト





【情報】

・ボージョレーなどの流行りイベントがない

・身近過ぎてネームインパクトに乏しい

・歴史が長すぎて目新しさがない
→外国人にとっては目新しさとなりうる
 例えば、アメリカの健康ブーム

→人間以外にとっては、意外にアリな動物がいたりするかも?
 豚に食べさせて、臭みのない豚にするなど。

   ただ、動物が渋みを嫌う傾向があることを思うと「消費」という観点からはずれるが
 それを逆手に雑草や害虫だけ食べてくれる生き物探しにつながるかもしれない
   
 

・売り方
・原材料表示「茶」
定期便などのサブスクはブレンドに力。毎月違うもので目新しさを演出。
 ブレンド内容開示による透明化で安心感と、脳内で香りをブレンドする想像。
 ブレンドでは、緑茶よりもコーヒー・紅茶の方が浸透している。
→店舗は顧客ニーズをくみ取る仕事
 食べ物による使い分け
 ▲この食べ物だけに買うのは躊躇する値段と量
 季節にあう温冷の使い分け
 普段用、贈答用


 原産地を明記しない原材料「茶」という雑な売り方は、売れなくて当然なのでは。

 「静岡茶」という商品名の原材料「茶」と書いてあったら
 ほかの食品ながら産地偽装ニュースがあるので、疑ってしまう。

 商品名だけでなく
 原材料に産地名を明記することで一貫性のある売り方になるのでは。
 これを逆手に、加工場が「産地」として書かれてしまう可能性があるのは難点
    製造側からすれば、不作があったときの逃げ道がほかに必要

 個人向けというよりは、観光を盛り上げることで相乗効果のある
 企業向けのほうが、現実路線ではある気がする
 観光地の旅館で、「なにこれ!美味しい!」というのが
 観光地にWin、土産として買ってもらってWin、一石二鳥の妄想

 旅館だけでなく、一般の飲食店にも美味しいお茶が浸透すればよいのだけど
 番茶ですら製造原価が高く価格転嫁せざるをえないのが課題。

→福袋
 昨今は福袋が雑誌の袋とじのような   開封を楽しむものとして
 動画配信者、リーディングブロガーらの飯のタネにもなっている模様

→緑茶菓子
 コーヒー菓子が流行ってないのに同義かもしれない
 宇治抹茶は売れるかもしれないけれども、静岡茶など普段飲みが主流のものは
 お菓子などへの転用は極めて難しい

   突破すれば、コーヒーを凌ぐチャンスなのかもしれないが
 え、!?これお茶なの?みたいなインパクトが無い限りは難しいと思う

 転用という意味では、医薬品などのほうが効果次第ではあるが
 需要を引き出しやすいかもしれない

→品種多すぎ問題
 小ロット生産の方が、ブレンドにつよみがあるが
 そこまで細かく分類するほど特徴がわかれているのか疑問。
 ▼青鶴茶舗さんがこれについてYoutubeで言及し、店長のこだわりとして絡めている

→健康
 大手メーカーがやっているように訴求力としてこれに勝るものはないのかもしれない
 
→文化
 紐づくのは茶道や寿司くらい。
 身近な文化としては、お茶漬け、牛丼、カツ丼。場所だと旅館、会社の応接、病院の待合。
 それでも、緑茶ではなく玄米茶、麦茶というケースもある。
 緑茶に根付く文化が少ない。
 海外に売り込む場合は身近な食文化とセットで売り込む必要がある

 また、紅茶=貴族のような印象が強く緑茶=庶民という
 第一印象の悪さもありそう

→贈答
 TCLANは、e-ギフトサービスをやっている。興味深い


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